サーフィンという道を志す
翌日、まだどこか魂が抜かれたような感覚がぬけきれないケイが、会社で先輩に昨日の出来事を話した。
先輩、昨日、オレ死にかけましたよ。マジで死にそうでした。
あんな波いくら何でも、てけてけのおれには無理っすよ。
「ちゃんと上がるときは、カレントを回り込んであがるんだぞ。さもなくば、アメリカあたりまで流されるからな。」って言ったやろ。
でも、ケイ、これでもう、デケーこと言えねーな。
ケイさん無事でよかったわー。まさか、そんなことになっているとはねー。わたしでも、昨日の波には入らない入らない。
ケイは、思い返すと、確かに海に入る前に忠告されていたことを思い出した。やはり、海に入る前に知るべきことが沢山あるということを知った。
海に入る前に、確認すべき情報があり、それらを頭に入れてから入らなければ、到底自然相手のサーフィンなどできないのだ、さもなければ、自然のまえにあっけなく餌食になるということを思い知らされた。
サーフィンというスポーツは、いやちがう、サーフィンという道(サーフィン道)は、海に入る前から自然との対話が始まっているんだ。
自然の力は、人間に容赦なく襲い掛かる。そして、人間なんて、あの強大で巨大な波のパワーを前にすると、蟻んこ以下なんだという思い知らされた。
しかし、波を理解し、自然のパワーを利用すれば、先輩たちのようにあの波を悠々と乗りこなすこともできるんだ、ということも、同時に理解した。
いつか、必ずケイもそうなりたい、必ず波を乗りこなしてやると心に誓った。
ケイは、週末が待ち遠しくて仕方がなかった。仕事は、午前8時半から午後9時、10時は当たり前、多忙な時期には、午前0時を過ぎることもしばしばあった。
週末の金曜日なると、決まって午後6時までには、仕事を切り上げ帰宅の途に就き、翌朝からのサーフィンに備えた。ただ、サーフィンを初めて1か月目は、何をやっても乗れない状態で、ボードにまたがり、波待ちの状態のとき、バランスを崩して、ボードが空中に飛び上がり、ただ恥ずかしい思いと、悔しさだけがのこる日々が続いていた。
なんでだ、なんでなん?サーフィンって、ホンマむずいわー。
人生はサーフィンだ5につづく・・・・
次回予告:人生はサーフィンだ5
ケイのサーファー友達で人生の友が登場。新たなサーフィン道がはじまる。
絶対によんでくださーい!
SEE YOU!!
※このストーリーはフィクションであり、実在の人物、団体とは一切関係ありません。
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