
あーー!今まで積み立てたインデックス
ファンドの含み益が、撃沈でショック
なんだけどー!
何とかしてよーー!

同じく、数か月前までは、絶好調だったのに、
いまはナニコレって感じだよね。

最近、地政学リスクってやつのせい?
めっちゃ衝撃だわ。どうすればいいのかな?

そんな不安を抱いているあなたに
この記事はピッタリなんだな。
これを読めば、必ず、スッキリするよ。
しかし、ジュリアから、地政学リスクって
言葉が出てくるとは思わなかったね。
そっちの方が、衝撃だよ。

秀才に向かって何か?
いいから、はやく本題にいってみよー!

ラジャー(Roger)!(^^ゞ
地政学リスクが高まった時、株式相場は下落する
2022年2月現在、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高いことや、中国による台湾侵攻も予測され、いわゆる、地政学リスクが高まっています。
また、未だに世界的に蔓延するコロナウィルスの影響よる人手不足や経済活動の混乱から、世界経済が立ち直ってない、原油高、米国のインフレ加速などなど、様々な要因から、今年の相場は大荒れになる可能性が高まっています。
2022年に入ってから、株式相場の様相が一変したと感じている方も多いのではないでしょうか。
このような状況下で、世界の株式相場は、軒並み下落しています。例えば、日本、米国のインデックスの推移を見れば、一目瞭然です。下図1は、日本と米国株式の代表的なインデックスの過去6か月間のパフォーマンス推移(上昇下落率)を表すチャートです。(クリックで拡大表示)

6か月前の2021年8月18日を基準(0%)として、2022年2月18日現在までのパフォーマンスの推移を表しています。すべてのインデックスが、0%以下になっていることがわかりますね。
つまり、6か月前の値と比較して、全てのインデックスにおいて、アンダーパフォームしている(下回っている)状況です。
日本において半年前の2021年8月と言えば、コロナ第5波がピークで、ちょうど東京オリンピックが終了した頃になりますが、半年前よりも、更に、株式市場平均を表すインデックスが下落していることになります。
その結果、これまで、積み上げてきた含み益が減少し続けている事態になっているのです。では、どうすればよいのでしょうか?
投資戦略1:インデックスファンドの定期積立は継続する
いままで、インデックスファンドをドルコスト平均法で、定期積立を実施しているのならば、ここで、絶対にやめるべきではありません。むしろ、継続すべきです。
含み損が一時的に大きくなるのは事実ですが、基準価額が下がり、安く多くの口数を購入できるチャンスであり、また、それこそが、ドルコスト平均法で購入するメリットでもあるのですから、このチャンスを生かさないという手はありません。
この下落相場が、永遠に続くということは、過去の歴史上一度もありませんでした。前述のインデックスの推移を見ればそれが証明されています。下図2は、過去20年間の各インデックスのパフォーマンス推移を表したチャートです。
青色:日経平均、ピンク色:TOPIX、緑色:NYダウ平均、黄色:S&P500を示しています。

長期的に見れば、一時的な下落時こそ、インデックス投資を継続することが、重要です。過去20年間のインデックスのパフォーマンス推移を見れば、上昇下落を何度も繰り返し、成長していることが見て取れます。
また、世界的に著名な数々の投資家達も、同様なこと言っています。
全米で100万部超えで、今なおロングセラーを続ける「敗者のゲーム」著者であるチャールズ・エリス氏は、本著で、下記のように記している。
第5章 インデックス・ファンドは投資のドリーム・チーム
・・・言い換えれば、投資において勝つために、そして勝ち続けるために最も簡単な方法は、インデックス・ファンドを活用することだ。
引用元:敗者のゲーム p60_第5章抜粋 著者:チャールズ・エリス
もっと詳細を知りたい方は、この記事をご参照ください。
また、ウォーレン・バフェット氏も同様な助言をしていることは有名です。
もう一つのおすすめ本「賢者の投資」金融危機の歴史に学ぶ
過去に起きた金融危機の歴史とそこから得た教訓を学べる一冊です。野村証券投資情報部の複数の方が、執筆されています。この著書にも、上述したことと同様なことが述べられていいます。
過去に起きた歴史上の金融危機は、現在も繰り返し起きていることが分かります。そして、どのようにして危機を乗り越えたのか、そこ後の金融市場がどうなったのかなどを検証し、教訓が記されています。ぜひ、読んでみてください。

話を戻しましますが、上記のインデックス(指標)は、市場平均を表すものなので、上場企業の株式すべてが下落しているわけではありません。逆に、こんな状況下で、上昇している銘柄も存在します。
それを次に見てみましょう。
金(ゴールド)と原油価格は上昇する
地政学リスクが高まったことが一因とされ、価格が上昇に転じている商品も存在します。その代表的なものが、金(ゴールド)と、原油です。いわゆる、コモディティ商品とよばれる、金や原油の関連銘柄が、軒並み上昇しています。
このような現象は、過去の歴史を紐解いてみても分かるように、何度も同じようなことが起こっています。”風が吹けば桶屋が儲かる”的な現象と同じように、地政学リスクが高まったことだけが原因ではないが、必ずと言っていい程、金と原油の価格が上昇してきました。
最近報道された記事を紹介します。
2022年2月18日7:31 午前2日前更新
*07:27JST NYの視点:地政学的リスク上昇で金や原油が買われる
金融市場では地政学的リスク上昇で、質への逃避の動きが目立つ。NY金先物価格は昨年6月来となる1900ドル台に達した。一時、金の代替として暗号資産が注目されたが、投資家は依然、金を安全資産として見ていることが明らかになった。
出所:株式会社フィスコ ウェブサイト https://web.fisco.jp/
しかし、今からでは、これらの銘柄を買うには、「時すでに遅し」ということになりかねません。こういった情報は、投資機関やプロのファンドマネージャより個人投資家が速く入手することはまず不可能なことなので、正に、「敗者のゲーム」になってしまいます。
では、個人投資家が、取るべき投資戦略はないのでしょうか?
個人投資家が、プロフェッショナルに対抗する策のヒントを次に示します。
投資戦略2:長期的視点で戦略的なポートフォリオを構築する
世界的に著名で成功している投資家達のポートフォリオを参考にして、自分が受け入れられるリスクに見合った、自分のポートフォリオを構築し、長期的な投資ルールを決定し、それに従い長期投資を実践すれば、この先、何が起こっても慌てることはありません。
投資戦略として、株式、債券、コモディティ商品、REIT(不動産)、等々、様々な金融商品に分散投資することが、長期的に見れば、結果的に投資で得られる利益を最大化できる可能性が高いということです。
つまり、全天候型ポートフォリオや、パーマネントポートフォリオと呼ばれている世界のカリスマ投資家達が実践しているポートフォリオ参考にすれば、何があっても慌てる必要がなくなるということです。
一例としてあげれば、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券、コモディティ商品他に、均等にあるいは、どれかの比重を大きくして、分散投資するポートフォリオを構築すればよいのです。
また、個別銘柄より、インデックスファンド、インデックス連動型ETFで、そのポートフォリオを構築すれば、より分散効果も高まり、リスクも小さくなります。

パーマネントポートフォリオについては、または、
世界のカリスマ投資家達のポートフォリオについて詳細を知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
参考として、次に、金と原油のインデックスファンド、インデックスETFの一例を挙げておきます。
投資戦略3:金と原油価格に連動するファンド/ETFを活用する
原油に関しては、ハイリスク商品であることを認識した上で、ポートフォリオに占める割合に注意しなけらばなりません。特に、初心者の方にはおすすめはできません。
コード | 銘柄 | 時価総額 | 最低購入価格(2022/02/19) | 信託報酬率 (%) | 備考 :対象指標ほか |
1328 | NF金価格連動型 | 100.4億円 | 55,140円 | 0.55 | ロンドンでの金現物取引価格に連動 |
1326 | SPDRゴールド ・シェア | 7兆1,411億円 | 20,345円 | 0.44 | 世界最大級の 金ETF |
1672 | WisdomTree 金上場投信 | 6,631億円 | 20,580円 | 0.43 | ブラックロック ・アセット・ マネジメント |
1699 | NOMURA原油インデックス上場 | 393.12億円 | 2,590円 | 0.55 | NOMURA原油インデックス |
1618 | NFエネルギー資源上場投信 | 5.75億円 | 11,585円 | 0.325 | TOPIX-17 エネルギー資源 |
1690 | WisdomTree WTI原油上場投信 | 1835.9億円 | 9,729円 | 0.539 | Bloomberg WTI原油マルチ指数 |

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※投資に関する最終的な判断は自己責任で行って頂きますようお願い致します。
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