
フィボナッチ数列とは何なのか
フィボナッチ数列とは、隣り合った数の和が次の数になるという数列であり、
0 1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89 144 233 377 610 987 1597 ・・・・
このような数列になります。比率が1.618(数列のある数字を1つ前の数字で割った値)に限りなく近似していくこがわかります。
この比率 1:1.618 ≒ 5:8 が黄金比と言われているものです。人間が最も美しいと感じる比率と言われているものです。
歴史的建造物や芸術の分野に現れる黄金比
この黄金比は、古代建造物である、クフ王のピラミッドの底辺の長さ:高さの比率や、世界遺産でもあるパルテノン神殿の土台の長さ:高さの比率が黄金比になっていることがわかっています。また、芸術の分野でも、ミロのビーナスや、モナ・リザなどの数多くの芸術作品でも見られることも知られています。
自然界に現れるフィボナッチ・ナンバーと対数らせん
人間の世界だけではなく、フィボナッチ数列に現れる数字(以下、フィボナッチ・ナンバーと記す)が、自然界の中でも数多く存在するという事実は非常に興味深く、不思議な感じもしますね。
自然界に見られる例を挙げてみると下記のようなものがあります。
ひまわりの小花や種の部分が描く、時計回りと反時計回りのらせん曲線:いわゆる対数らせんの数が、21本と34本、55本と89本、89本と144本などが多く、対数らせんの本数にフィボナッチ・ナンバーが現れています。

同様に、松ぼっくりの種の配置で描く、対数らせんの本数にフィボナッチ・ナンバーが現れています。

ブロッコリーにも対数らせんが現れています。

マーガレット、アスターなどの様々な花の花弁の数などもフィボナッチ・ナンバーであることがわかります。


また、植物の種子や葉の付き方に注目すると、らせん状に形成されていることがわかります。
植物の葉の配置は黄金角

また、角度は、約137.5度であり、この角度が、黄金角といわれるものと一致しています。黄金角(Golden angle)とは、円周を 1:1.618 ≒ 5:8 の黄金比で2つに分けた際に、狭い方の角度を表しています。上の植物のように効率よく太陽光が当たるように葉の位置が決められている例です。
また、海の生物の例として、オーム貝の貝殻の渦巻きにも対数らせんを見ることができます。


このように、地球上の動植物の様々なところで、フィボナッチ・ナンバーと、対数らせんを見つけられます。動植物の成長の過程とその一生にもフィボナッチ・ナンバーと、対数らせんが関係していることがわかります。
自然現象に現れるフィボナッチ・ナンバーと黄金比
人間の遺伝子の要素であるDNAの単位長さと幅の比率が約1.62であることが発見されたということです。さらには、地球上で起きる自然現象にもこのらせんを見ることができます。
その例として挙げられるのが、台風の雲の形状です。

更に、宇宙に目を向けると、渦巻き星雲にも対数らせんの形状が当てはまるといわれています。
まとめ
これらの事実は、いったい何を意味しているのでしょうか。様々なところで現れるフィボナッチ・ナンバーと黄金比
- ピラミッド、ミロのビーナスなどの歴史的建造物や芸術の分野に現れる
- 植物であるひまわりの種子は花弁、葉の配置に現れる
- 海の生物であるオーム貝などの巻貝に現れる
- 台風の雲の形状に現れる
- 人間のDNAに現れる
- 宇宙の渦巻き星雲に現れる
フィボナッチ・ナンバーと黄金比が、人間をはじめあらゆる生命から宇宙に至るまでのすべての根源にまで関係する数であり、比率であることは驚愕させられる事実であり、神秘的であり、興味深く感動させられます。
フィボナッチ・ナンバーと、黄金比 1:1.618 とは、森羅万象の設計図に関わる重要な数値であることは、間違いないようです。
つまり、神のコード、神の比率と呼ばれる所以なのです。
興味がある方は、下記の書籍をおすすめします。ぜひ、読んでみてください。実際に、ケイが、読んだ書籍等になります。すべて、フィボナッチ・ナンバーと黄金比に関連する書籍になります。
上記以外にも、2006年に米国で公開された、ミステリーサスペンス映画である、『ダ・ヴィンチ・コード』のDVD、や、ダン・ブラウン原作の小説『ダ・ヴィンチ・コード』も、黄金比に関連することが出てくるので、違った観点から楽しめるのではないでしょうか。
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