【初心者におすすめETF銘柄はこれだ!】国内ETFと海外ETF10選 (東証上場のETF)

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投資道
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最近、将来のことが心配になって投資を始めたという投資初心者の方や、これから投資デビューしようと思っている方へ、きっと役立つ投資の知識を解説した【一生使える投資の知識】シリーズ記事です。

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ETFってなに? 

ETFとは、Exchange Traded Fundsの略で、東京証券取引所などに上場している投資信託のことです。

投資信託とは、簡単に言うと、投資家から資金を集め、その資金を元に基金(ファンド)をつくり、ファンドを介して投資を指図、運用、利益を投資家に還元する仕組みの金融商品です。

換言すると、複数の投資家が、投資資金を出し、あとは専門家に運用等をお任せする金融商品です。

ということで、ETFとは、上場している投資信託であり、専門家に運用等をお任せする金融商品ということになります。ここで、まず、投資信託の仕組みを図解すると、図1のようになります。

図1.投資信託の仕組み

投資信託の仕組み
図1. 投資信託の仕組み:Investment trust structure 作成:無限ロード

ETFは、上場している投資信託ですから、図解すると図2のようになります株式と同じように、投資家は、売買したいタイミングで、取引が可能です。

ETFは、市場価格×単元口数で購入価格が決まり、市場価格は、常時変動しているので、売り買いのタイミングによって購入価格が変動します。

短期売買で差益を狙う短期投資スタイルも可能、または、長期的に積立て保有することにも適している金融商品と言えます。

図2.ETFの仕組み

ETFの仕組み
図2. ETFの仕組み 作成:無限ロード

ETFと投資信託の違いを一言で表すと、図2の通り、上場しているか否かと言えます。

ETFのメリット/デメリット

ETFのメリットとデメリットを下記にまとめました。

ETFのメリット

メリット

  • 投資コストが安い➡投資信託と比較しても信託報酬が安い ➡ 長期投資に有利
  • 市場の営業時間内にいつでも売買が可能 ➡ 短期投資も可能
  • 米国籍のETFも国内の取引所で売買可能 ➡ 円で取引可能(米ドル必要なし)*1
  • 1つのETFで分散投資ができる ➡株式よりローリスクで、投資可能

注*1:米国市場に上場しているETFは、外国証券取引口座が必要ですが、東証などの国内市場に上場し ているETFは、外国証券取引口座がなくとも取引が可能。

ETFのデメリット

デメリット

  • 1口価格が投資信託より高い ➡少額投資に不向き、自動で積立投資ができない*2
  • 分配金が自動で再投資できない ➡複利効果が得られない➡自分で再投資の必要有
  • 分配金受取時に課税される ➡NISAを利用して非課税化が可能

注*2:証券会社によって、積立投資設定が可能な場合がある。下記参照ください。

ETFの積立投資が可能な証券会社

SBI証券とマネックス証券では、一部のETFで、定期積立投資のサービスが設けられています。下記にその情報が掲載されているウェブサイトのリンクを載せました。詳細を知りたい方は、リンク先ページでご確認ください。(広告リンク等ではありません。)

SBI証券

SBI証券では、米国株式・ETF定期買付サービスというサービスを利用すれば、積立投資が可能です。参考までに、SBI証券の上記の詳細ページはこちら SBI証券

マネックス証券

マネックス証券では、「マネックスアドバイザー」というサービスを利用すれば積立投資が可能です。参考までに、マネックス証券の上記の詳細ページはこちら マネックス証券

ETFの種類と国内ETF・海外ETF10選 (国内市場で売買可能なETF)

ETFには、国内の指標(日経平均やTOPIX*など)との連動をめざす、日経平均225連動型やTOPIX連動型のもや、米国の指標であるS&P500連動型やナスダック100連動型などのインデックス型ETFがあります。*インデックスとは、指標のことを示します。

インデックス型のETFは、初心者投資家に好適な金融商品であると言えます。

なぜなら、日経平均225連動型は、簡単に言うと、日本経済新聞社が発表する株価指数で、東証1部に上場している代表的な225銘柄の平均株価(実際はもう少し複雑な計算をしている)のことで、その株価指数に連動するように分散投資されている金融商品だからです。

したがって、1銘柄に投資するよりも、遥かにローリスクな商品であるとこは間違いありません。その他のインデックス型ETFも同様です。

さらに、リスクを抑えたいならば、TOPIX連動型のETFと、S&P500やダウ平均などの海外のインデックス連動型のETFを組み合わせ、日本の市場が低迷していても、米国やそれ以外の国や地域に分散投資することで、リスクを抑制することが可能となります。

それでは、具体的に、分散効果があり、投資コスト(経費率):保有している時に掛かるコストが安く、流動性(出来高:株の売買数量が多い)がいいこと、つまり、売りたいときに売れる確率が高いこと、また、市場価格が継続的に上昇している銘柄を紹介します。

これらの条件を満たすETFとして、前述の指標に連動するインデックス型ETFの中から抽出しています。コスト極力抑えたコスト重視タイプ、かつ、極力リスクを抑えたいローリスクタイプを5銘柄ピックアップしています。

注意!!ここでご紹介しているETFは、東京証券取引所に上場しているETFです。日本株式を売買するように、日本円で売買可能なETFの中から選択しています。

そのため、世界的にも有名でダントツ人気のあるバンガード社のVT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETFなどは、除外しております。米国市場に上場しているETFを売買するためには、外国株式取引口座を開設する必要があるため、別途、紹介していきます。

因みに、TOPIXとは、以下の通り。

TOPIX(東証株価指数)とは、東証市場第一部に上場する内国普通株式全銘柄を対象とする株価指数です。

昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものであり、日本経済の動向を示す代表的な経済指標として用いられるほか、ETFなどの金融商品のベンチマークとして利用されています。

引用元:日本取引所グループ ウェブサイト

https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/index.html

国内市場に上場しているインデックス型ETF 5選

2021年6月18日時点で、国内市場に上場している、インデックス型ETFのなかで、スクリーニング条件として、経費率が小さく、出来高がある程度多く、市場価格が上昇しているインデックス型のEFTとしました。

とにかく、コストを抑えたい方におすすめの投資コスト重視タイプのETFです。経費率は低いほど良いと言えるでしょう。

なぜなら、信託報酬は、毎日、純資産総額に経費率×1/365を乗じた額が差し引かれているからです。土日も含め365日毎日差し引かれています。ETFを保有している期間は、毎日引かれているが、保有者から直接引かれているわけではないため、あまり意識されないところですが、純資産総額が減少するということは、リターンを下げる要因になるため、経費率は、非常に重要な数値と捉えるべきです。

表1. 国内のインデックス型ETF 

コードETF名連動指標売買
単位
終値
純資産額最低買付
金額 円
1年トータル
リターン
経費率
1306NF TOPIXTOPIX102,04116.1兆円20,41025.25%0.09%
1305大和
上場トピックス
TOPIX102,0657.4兆円20,65025.31%0.11%
1308日興
上場TOPIX
TOPIX1002,0187.5兆円201,80025.17%0.09%
1348MAXIS
トピックス
TOPIX102,0282.2兆円20,28025.53%0.09%
1475iS コアTOPIXTOPIX12,0016,445億円2,00125.51%0.06%
表1. 国内のインデックス型ETF  2021/06/18 時点での調査結果

5つのETFの中でも、コード1475:iSコアTOPIX は、1口から購入可能なので、少額投資が可能で、しかも、経費率も、0.06%とこの中で最小です。

1308:日興 上場TOPIXのみ100口単位での売買のため、経費率は小さいが、最低購入金額が、201,800円となり、初期投資額が大きい商品であります。

図3は、コード:1306:NF TOPIXと、1475:iS コアTOPIXの市場価格チャートを比較したものです。見ての通り、ともに2020年3月以降上昇傾向にあることが分かります。

図3. 国内ETF市場価格のチャート比較
図3. 国内ETF市場価格のチャート比較 出所:モーニングスター社ウェブサイト

国内市場に上場している海外のETF 5選

2021年6月18日時点での終値、基準価額ほかを表したもので、日本国内の証券取引所に上場している海外のETFを示しています。スクリーニング(絞り込み)条件として、経費率が小さく、出来高がある程度多い、市場価格が上昇しているインデックス型のEFTとし、スクリーニングしたものです。

前述の国内ETF同様に、

とにかく、コストを抑えたい方におすすめのコスト重視タイプのETFです。

表2. 東証に上場している海外のインデックス型ETF

コードETF名連動指標売買
単位
市場
価格
純資産額最低買付
金額 円
1年トータル
リターン
経費率
2633NF 米国株式
S&P500NH
S&P500102,15519.2億円21,500-%
(2021年設定
の為未定)
0.07%
1655iS S&P500
米国株
S&P50013,340278.3億円3,34041.54%0.08%
2558MAXIS 米株
(S&P500)
S&P500113,130128億円13,13042.16%0.087
2559MAXIS
全世界株式
MSCI ACWI112,91079億円12,91042.29%0.08%
1557SPDR
S&P500 ETF
S&P500146,3003,530億円46,30042.8%0.095%
表2. 海外のインデックス型ETF

例えば、コード1655のiS S&P500米国株であれば、参考として市場価格の終値で計算すると、最低購入価格は、市場価格×売買単位=3,340円×1口=3,340円+売買手数料となります。

つまり、3,340円程度で、米国S&P500を構成する米国を代表する500社の企業に分散投資が可能ということになります。

個別銘柄を500社分購入することは、個人では、ほぼ、不可能なことですから、このETFを保有することで、リスクを分散させると同時に、世界最大の時価総額と成長性を誇る米国市場からのリターンを期待できるということになります。

ただし、別途、売買手数料が掛かります。各証券会社によって、売買手数料が異なりますが、手数料無料の証券会社もあるので、要チェックです。詳細を知りたい方は、下記の記事もご参考にしてください。

2021年 ネット証券の手数料比較とおすすめネット証券 

但し、このコード2633ETFは、2021年に出来たため、まだ純資産額が19億円そこそこですが、このまま純資産額が順調に増加傾向であり、有望な候補となります。ご参考までに。

図4. 海外ETF市場価格のチャート比較
図4. 海外ETF市場価格のチャート比較 出所:モーニングスター社ウェブサイト

※注記:なお、これらの情報は参考とし、投資の最終的判断は、自己責任にて行って頂くことを予めご了承下さい。

まとめ

以上、ETFに関する記事の要点をまとめると下記の通り。

  • ETFとは、東京証券取引所などに上場している投資信託、専門家にお任せの金融商品

メリット

  • 投資コストが安い➡投資信託と比較しても手数料が安い ➡ 長期投資に有利
  • 市場の営業時間内にいつでも売買が可能 ➡ 短期投資も可能
  • 米国籍のETFも国内の取引所で売買可能 ➡ 円で取引可能(米ドル必要なし)
  • 1つのETFで分散投資ができる ➡株式よりローリスクで、投資可能

デメリット

  • 単位価格が投資信託より高い ➡少額投資に不向き、自動で積立投資ができない*1
  • 分配金が自動で再投資できない ➡複利効果が得られない➡自分で再投資の必要有
  • 分配金受取時に課税される ➡NISAを利用して非課税化が可能

*1:但し、単位株数が1口から少額投資可能な商品もある。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。もしよろしければ、応援バナーをポチっとお願いいたします。また、この記事の評価もフィードバックして頂けると幸いです。今後の記事作成に参考とさせて頂きます。

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