2021年ダウの犬実績&2022年ダウの犬10銘柄はこれだ!そして、 2022年ダウ平均は4万ドルを超える!?

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
おすすめ情報
Photo by Andrew Lancaster on Unsplash
この記事は約12分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ダウの犬投資法(Dogs of the Dow)とは

メアリー
メアリー

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今年も、もう残すところあとわずかになりました。

来年に向けて、ダウの犬銘柄を見直しましょう!

ジュリア
ジュリア

ダウの犬ってなんすか?って思っている方にも、

そうでない方にも、きっとお役に立つと思います。

と言っている、わたしも、実は知らないぞ。

ケイ
ケイ

ケイは、今年ダウの子犬投資を実践しました。

では、さっそく、ダウの犬投資法から見ていきましょう。

ダウ犬投資法とは、米国の代表的な株式指数であるダウ工業株30種平均の30銘柄の中で、配当利回りが高い上位10銘柄に均等に投資し、1年後に再度配当利回りを調査し、上位10銘柄に変化がある場合、新たな銘柄に入れ替える投資方法のことである。

ここで、配当利回り=1株配当/株価の式で算出されるので、配当利回りが高いということは、分母にあたる株価が低迷していると考えられる。

という前提から、米国の超優良企業の30銘柄の中から、株価が、一時的に低迷していると考えられる10銘柄に1年間投資することで、ダウ平均を上回る投資成果を得ようとするシンプルでローリスクな投資戦略なのです。

この投資手法は、米国の投資マネージャーであるマイケル・B・オヒンギス氏が、自己の投資実績を検証した結果から提唱された手法です。

ちなみに、下記は、オヒギンス氏率いる資産運用管理会社のウェブサイトの引用です。

世界の犬戦略、The “Dogs of the Dow 5” (DOTD5) :ダウの子犬5銘柄についての記載や、オヒギンス氏の生い立ちなどを知ることができます。

O’Higgins Asset Management, Inc. (OAM) principally manages portfolios using several disciplined, value-based, asset allocation and security selection strategies, including MOAR (Michael O’Higgins Absolute Return), MOAR Plus, Dogs of the World, Dogs of the Dow, and Beating the Dow with Bonds.

引用元:O’Higgins Asset Management, Inc. 
https://www.ohiggins.com/investment-approach

詳細を知りたい方は、下記の記事も合わせて参照してください。

2022年のダウ犬10銘柄はこれだ!

Photo by Mel Elías on Unsplash

では、2022年に向けて、2021年12月23日時点での、配当利回りを基準にして、ダウ犬10銘柄を見てみましょう。(*株価は、2021/12/23終値:US$)

表1は、2022年のダウ犬10銘柄候補です。 表2は、2021年のダウ犬10銘柄です。

 ティッ
カー
銘柄名配当
利回り
株価$
12/23
1DOWダウ5.1655.14
2IBMIBM5.02130.63
3VZベライゾン・
コミュニケー
ション
4.8652.68
4CVXシェブロン4.6116.41
5WBAウォルグリーン
・ブーツ
3.7850.48
6MRKメルク3.6475.73
7AMGNアムジェン3.47223.79
8MMMスリーエム3.38174.97
9KOコカ・コーラ2.8958.22
10INTCインテル2.7151.31
必要投資額
:US$
/114円換算
989.36
/約12万

表1. 2022年ダウの犬10銘柄

表2は、 2021年のダウ犬10銘柄です2020年12月31日時点でのデータから作成。

 銘柄名配当利回り株価$
1 シェブロン6.184.45
2IBM 5.2125.88
3ダウ 555.5
4ウォルグリーン
・ブーツ
4.739.88
5ベライゾン・
コミュニケ
4.358.75
6スリーエム(3M) 3.4174.79
7シスコシステムズ 3.244.75
8メルク 3.281.8
9アムジェン 3.1229.92
10コカ・コーラ 354.84
必要投資額
:US$
950.56
表2. 2021年ダウの犬10銘柄

上記の表1:2022年と、表2:2021年の上位10銘柄を比較してみると、表1には、シスコシステムズが無く、代わりに、インテルが候補に挙がっていることが分かりますね。

ということで、2022年のダウの犬投資法は、シスコシステムズ株を売却し、代わりに、インテル株を買い、1年保有する(リバランス:入れ替えを行う)ことになります。来年から、ダウの犬投資法をはじめる場合は、表2の10銘柄に均等割合で投資することになります。

下図1を見ると分かるように、シスコシステムズのトータルリターンは、43.93%で10銘柄中で、最高のリターンが得られています。 

つまり、ダウの犬戦略に一番ハマってくれた銘柄が、シスコシステムズだったということです。2020/12/31の株価と、2021/12/31の株価を見れば一目瞭然です。

下図は、マイナスリターンだったベライゾン・コミュニケーションズと、最高リターンのシスコシステムズの1年間の株価チャートになります。真逆の動きになっていることがわかります。

2020/12/31-2021/12/29株価チャート
2020/12/31-2021/12/29株価チャート 
出所:Bloombergウェブサイト

この投資手法で、ダウ平均を上回るリターンが得られる可能性が高いということです。とても、簡単で迷わない投資方法ですね。本当にこれでインデックス投資を上回れるの?と思いますよね。

次に、その2021年のダウの犬投資法による実績を見てみましょう。

シスコシステムズ株を売却するかどうかは個人の自由です。あくまでも、ダウの犬投資法に則って忠実に実行した場合の手順になります。利益確定するなら売却。もう少し様子見で保持するのもありですね。

2021年ダウの犬投資法のパフォーマンス

下図1は、2021年のダウ犬銘柄と、1年トータルリターンを表すグラフです。ベライゾンのみマイナスリターン(元本割れ:損失)で、その他の9銘柄は、プラス2%~43%の利益(税引き前)という結果でした。*グラフをクリックで拡大表示

図1. 2021年ダウの犬銘柄1年トータルリターン
図1. 2021年ダウの犬銘柄1年トータルリターン Bloombergデータから筆者作成

参考までに、2021年12月23日時点でのダウ平均を構成する30銘柄を、配当利回りの高い順に並べた表3と、そのグラフ図2を記載しておきます。上位9銘柄と、シスコシステムズを合わせたものが、2021年のダウの犬銘柄となっています。

銘柄名配当
利回り
株価
US$
トータル
リターン%
1ダウ5.0855.145.23
2IBM5.02130.6315.25
3ベライゾン4.8652.68-6.39
4シェブロン4.6116.4143.65
5ウォルグリーン3.7850.4832.3
6メルク3.6475.732.69
7アムジェン3.47223.793.49
8スリーエム3.38174.973.46
9コカ・コーラ2.8958.2212.41
10インテル2.7151.3111.8
11JPモルガン2.54157.2629.44
12ジョンソン
&ジョンソン
2.52168.2513.14
13シスコ・
システムズ
2.3862.2843.93
14トラベラーズ2.28154.6514.2
15P&G2.17160.119.19
16キャタピラー2.15206.217.24
17マクドナルド2.08265.9528.71
18ゴールドマン
・サックス
2.08385.0452.93
19ハネウェル・
インターナ
ショナル
1.91205.22-0.38
20ホーム・デポ1.66397.0749.62
21ウォルマート
・ストアズ
1.58139.49-1.25
22ユナイテッド
ヘルス
1.17495.3847.42
23アメリカン・
エキスプレス
1.05164.1941.55
24ナイキ0.74165.6717.88
25マイクロソフト0.74334.6951.51
26ビザ0.69216.624.43
27アップル0.5176.2834.4
28セールスフォ
ース
0253.1412.12
29ウォルト・
ディズニー
0153.63-11.57
30ボーイング0204.22-5.95
表3.2021年ダウ工業株30種平均構成銘柄1年トータルリターン:Bloombergデータから筆者作成

2021年ダウの犬投資方法 VS ダウ平均連動ETFのパフォーマンス比較

では、2021年のダウの犬投資法の1年トータルリターンと、ダウ平均と、参考としてダウ平均に連動するETFの1年トータルリターンとを比較してみましょう。

この比較手順も、ダウの犬投資法に則り、下記の手順で行います。

  1. 10銘柄のトータルリターンを算出する
  2. 全リターン=10銘柄トータルリターンを合計する
  3. 全リターン/10=平均リターンを算出する
  4. ダウ平均のトータルリターンと比較

その結果は、下記の通りになりました。

図2.ダウ平均株価チャート2021年 出所:Bloomberg
パフォーマンス比較

2021年ダウの犬投資方法 の平均トータルリターン VS ダウ平均のトータルリターン

2021年ダウの犬投資法の1年トータルリターン ➡15.602% (平均リターン)

ダウ平均(DJI)の1年トータルリターン ➡21.27%

参考 DIA:SPDRダウ・ジョーンズ工業株平均ETF ➡21.31%

結果: 2021年のダウの犬投資法の負け ➡2021年は、ダウ平均を上回ることができなかった!

ダウ平均のパフォーマンスの方が上回ったが、

ダウ平均30銘柄すべてに投資した場合 ➡約62万円必要 (2021/12/23時点)

DIA】ダウ平均連動ETF に投資する場合(海外ETF)約42万円/10口単位(2021/12/28時点)

【1546】NFダウ・ジョーンズ工業株30(国内ETF)40,590円/1口単位 (2021/12/28時点)

ダウの犬投資法にした場合 ➡約12万円(2021/12/23時点)

通常の平均的なサラリーマンの給与では、30銘柄全てに投資するのは、資金的に大変かと思われます。ダウ平均と同等のパフォーマンスが得られるダウ平均連動型ETFに投資する方が、賢明な判断かもしれません。

2022年もダウ犬投資法でいくのも、もちろんありです。15%のトータルリターンが得られれば十分な成果であると考えられます。2022年は、ダウ平均のパフォーマンスを上回ることを期待して。

但し、過去の実績であり、来年のリターンが保障されているわけではありませんが・・・。そこのところは、どのような投資戦略でも、同じことなので、悩む必要はないでしょう。

ダウの子犬投資法とは

上記のダウの犬投資法のほかに、ダウの子犬投資法というものもあります。

投資方法の手順は、ダウの犬投資法と同じ手順ですが、投資する銘柄を、配当利回りの高い上位10銘柄かつ、株価が2番目に低いものから、6番目に低い銘柄の計5銘柄に投資する方法です。

株価が一番低い銘柄は、避けることがポイントです。この投資法であれば、更に投資金額を抑えながら、ダウ犬投資法と遜色ないリターンが期待できるとも言われています。

但し、分散効果としては低くなりますので、リスクは高くなります。更に、ハイリスクですが、3銘柄でもよいとも記載されています。

2022年ダウ平均は$40,000(4万ドル)を超える!?

ダウ工業株30種平均のインデックスは、1896年に12種平均で算出開始され、1928年に30銘柄となり、幾度の暴落を経て上昇を継続し、2021年現在では、$36,500にまで成長しています。

今後も、さらなる上昇が予測されており、4万ドル超えを達成し、さらに上昇するような予測もされています。

下記の書籍は、現在からおよそ12年前の、2010年に発行されたものですが、この著者が、ランダム・ウォーク・モデルに基づいたモンテカルロシミュレーションを行った結果、

ダウ平均は、2022年ごろには、4万ドルになり、2030年には、6万ドル近傍まで上昇するとの結果が示されています。その他の書籍でも、似通った予想を示しているものも存在しています。12年前の予測としては、あながち、間違ってはいないと言えそうです。

将来的にもまだまだ、ダウ平均に期待できそうです。

アメリカ株長期投資入門
アメリカ株長期投資入門

1999年に予言していた書籍がこれ。

ジェームズ・グラスマン、ケビン・ハセット両氏の共著「Dow 36,000」は今週、予言の書となった。・・・中略

この本が出版されたのは1999年10月1日。この日のダウ平均の終値は1万0273ドルだった。それから22年余りが過ぎた今月1日の午前9時42分、ダウ平均は一瞬、3万6000ドルを超えた。本の予言がついに現実になった。

https://jp.wsj.com/articles/dow-crosses-36000making-a-books-prediction-just-two-decades-late-11635840063?reflink=desktopwebshare_permalink

まとめ

残念ながら、2021年のダウの犬戦略は、インデックス投資成果を上回ることが、出来ませんでした。

しかし、ダウ平均30銘柄は、米国の超優良企業(ブルーチップ銘柄です)が厳選されていることから、倒産する心配は限りなく低く、30銘柄自体も選定条件をクリアできなければ、入れ替えられています。

つまり、業績不振の企業は選定から外され、入れ替えが行われます。

このようなことから、ダウ平均の30銘柄であれば、投資銘柄として適格であると考えられます。その中から、更に、シンプルな方法でダウ平均を上回るリターンが期待できる方法が、ダウの犬投資法、子犬投資法ということです。

2021年ダウの犬投資法の1年トータルリターン ➡15.602% (平均リターン)

2021年は、ダウ平均を上回ることができなかったが、シンプルで十分なリターンが期待できる有効な投資法

★2022年ダウ犬10銘柄 ➡ 表2参照

★投資資金を抑えたダウの子犬投資法もある

★ダウ工業株株30種平均は、2022年ごろ4万ドルを超える予測もある

ジュリア
ジュリア

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

またのご訪問をお待ちしております。SEE YOU!!

スポンサーリンク

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村

ブログ応援リンクバナークリックよろしくお願いいたします。

最終的な投資判断は、投資する者の自己責任において行って頂きますようお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました