【一生使える投資の知識】2021年最新版_ダウの犬10投資方法と米国ETF比較&ダウ30銘柄の驚愕の実力

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重要なベンチマーク(指標) ダウ工業株30銘柄平均指数

米国株式投資を行う上で、重要な株価指数である、ダウ工業株30銘柄平均指数 とは、いわゆるダウ平均と呼ばれる株価指数で、米国を代表する超優良成長企業を30社選抜し、それら30銘柄の株価の平均値で表される株価指数のことです。

具体的には、表1に示した30銘柄のことであり、30銘柄は不定期に入れ替えが行われるため、毎年同じであるとは限りません。2021年7月現在の30銘柄ということになります。

ダウ工業株30銘柄 2021年版

※表1は、ティッカーコードのアルファベット順で表している。表2、表3にダウの犬銘柄を示す。

ティッカーコード銘柄名
1AAPLアップル
2AXPアメリカン・エキスプレス
3BAボーイング
4CATキャタピラー
5CSCOシスコシステムズ
6CVXシェブロン
7DISウォルト・ディズニー
8DWDPダウ・デュポン
9GSゴールドマン・サックス・グループ
10HDホーム・デポ
11IBMIBM
12INTCインテル
13JNJジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
14JPMJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー
15KOコカ・コーラ
16MCDマクドナルド
17MMM3M
18MRKメルク
19MSFTマイクロソフト
20NKEナイキ
21PFEファイザー
22PGプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
23TRVトラベラーズ
24UNHユナイテッドヘルス・グループ
25UTXユナイテッド・テクノロジーズ
26Vビザ
27VZベライゾン・コミュニケーションズ
28WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
29WMTウォルマート
30XOMエクソンモービル
表1:2021年 ダウ工業株30銘柄リスト
出所:Bloombergデータから 筆者作成   

30銘柄は、どれをとっても、日本でもお馴染みの企業ばかりですね。間違いなく、誰もが、毎日必ずこれらの企業のサービスや商品を利用しているはずです。グローバル超優良企業であることは、間違いありません。

ダウの犬投資方法とは

これらの30銘柄から、配当利回りトップ10銘柄を選択して、均等に投資して、定期的にリストを見直し、銘柄を入れ替える手法が、所謂、ダウの犬投資法というものです。

ダウ平均30銘柄すべてに投資するには、投資資金が多額となるため、個人では難しい面がありますが、ダウ平均銘柄に投資する手法として、ダウの犬投資方法(オヒギンスの投資方法)があります。

これらの投資方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参照してください。

【一生使える投資の知識】ダウ工業株30種平均指数(ダウ平均)に勝つ! ”オヒギンスの投資方法!” とは

ダウの犬投資方法を実践したマイケル・オヒンギスの考え方

配当利回りが高い銘柄は、一時的に株価が低迷している場合が多い➡

ダウ30銘柄は、超優良企業だから倒産リスクは小さい➡確かにそうかも

配当金も安定して高配当である➡確かに

いずれは、株価が上昇するだろう。高いキャピタルゲインを狙える確率が高い➡可能性は高いが、下落もあり得るのでご注意を。

簡単に言えばこのようなも考え方です。

配当利回りとは、米国企業の場合、ほぼ年に4回株主に支払われるもので、その年間配当金を株価で割った百分率が、配当利回りとなります。

配当利回り(%)=(年間配当金/1株の株価)×100

したがって、配当金が高い場合か、株価が低い場合に、配当利回りが大きくなるが、一時的に株価が低迷している場合が多い。

高い配当金と、株価上昇によるキャピタルゲインを両方狙える投資手法ということですね。

因みに、マイケル・オヒギンス氏の投資会社のウェブサイトも参照したい方は、下のリンクです。 https://www.ohiggins.com/about

2021年のダウの犬銘柄:配当利回りトップ10

表2にダウの犬銘柄_配当利回りトップ10リスト を示します。これら10銘柄が、2021年のダウの犬銘柄となります。

順位ティッカーダウの犬銘柄配当利回り%
1CVXシェブロン5.42
2DOWダウ4.66
3IBMIBM4.64
4VZベライゾン・コミュニケーションズ4.49
5WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス4.1
6MRKメルク3.35
7KOコカ・コーラ2.95
8MMMスリーエム2.95
9AMGNアムジェン2.84
10CSCOシスコ・システムズ2.68
表2.ダウの犬銘柄_配当利回りトップ10リスト2021/07/23時点
出所:Bloombergデータから 筆者作成 
ダウの犬銘柄配当利回りトップ10グラフ
図1._2021年ダウの犬銘柄配当利回りトップ10グラフ
出所:Bloombergデータから 筆者作成

ダウの犬配当利回りトップ10の銘柄は、日本でもお馴染みの企業ではないでしょうか。

これらの10銘柄に均等に投資して、4半期、半年、または、一年ごとに配当利回りを見直して、銘柄を入れ替えるという手順を繰り返せばいいだけです。

ダウの犬10銘柄のトータルリターンは、表3の通りです。

 ティッカーダウ平均30銘柄1年トータル
リターン%
1CVXシェブロン15.96
2DOWダウ48.17
3IBMIBM18.29
4VZベライゾン・コミュニケーションズ2.64
5WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス19.74
6MRKメルク8.96
7KOコカ・コーラ21.37
8MMMスリーエム29.67
9AMGNアムジェン2.71
10CSCOシスコ・システムズ22.82
表3._2021年ダウの犬10銘柄の1年トータルリターン
出所:Bloombergデータから 筆者作成
ティッカーダウ平均30銘柄株価USD円換算
1CVXシェブロン98.86¥10,875
2DOWダウ60.11¥6,612
3IBMIBM141.34¥15,547
4VZベライゾン・コミュニケーションズ55.88¥6,147
5WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス46.53¥5,118
6MRKメルク77.54¥8,529
7KOコカ・コーラ57.01¥6,271
8MMMスリーエム200.49¥22,054
9AMGNアムジェン247.72¥27,249
10CSCOシスコ・システムズ55.23¥6,075
合計1040.71¥114,478.1
表4._2021年ダウの犬10銘柄の価額
出所:Bloombergデータから 筆者作成

S&P500と連動するインデックスファンドとETF

それに対して、S&P500とは、同じく米国市場に上場している米国を代表する500社の時価総額の加重平均値から算出されている株価指数のことです。

ダウ平均と並んで、米国株式投資をする上で、絶対外せない重要な指数としてS&P500がありますが、S&P500をベンチマークとしているETFとして、バンガードS&P 500 ETF:VOOや、SPDR S&P 500 ETF:SPYなどが挙げられます(ほんの一例に過ぎません)。

ちなみに、SDR S&P 500 ETFは、日本市場に上場しており、コード:1557 SDR S&P 500 ETF で、日本円でも購入可能です。

VOOやSPYなどのS&P500指数をベンチマークとして連動する投資成果を目指すインデックスファンド(投資信託)やインデックスETFは、純資産総額が巨額、トータルリターンも良し、経費率が低いことから、世界的にダントツの人気があり、実績もあることから、これらに投資している方も多いのではないでしょうか。

ここで、ダウの犬投資方法に投資した場合と比較し、実力を検証しました。

S&P500と連動するインデックスETFの1年トータルリターン

  米国ETF1年トータル
リターン%
配当
利回り
株価
USD
最低買付
金額
1VTIVanguard Total
Stock Market ETF
:米国株式市場全体
の3500銘柄以上に投資
38.951.19226.69¥24,936
2VOOバンガードS&P500ETF
:S&P500種指数の全
構成銘柄に投資
36.41.32403.15¥44,347
3SPYSPDR S&P500 ETF:
S&P500種指数の全
構成銘柄に投資
36.311.26438.51¥48,236
表4._2021年米国ETF1年トータルリターン
出所:Bloombergデータから 筆者作成

比較結果:1年トータルリターンのみで比較した結果

表3と表4の1年トータルリターンを比較すると、

米国ETFの方が、36%以上の年率リターンであるのに対し、ダウの犬10銘柄で最高年率リターンは、48.17%と米国ETFを上回っているが、それ以外の銘柄では、全て下回っている結果となりました。

人気の米国ETFの方が、1年トータルリターンが良い!➡ 36%
ダウの犬投資方法 ➡最高で48.2%だが、それ以外は、36%以下
10銘柄の平均値で19%リターンとしては、優秀な成績

これは、2020年のみで見た結果であり、この先の5年、10年単位で比較した場合は、当然定かではないが、米国ETFのパフォーマンスの高さがより鮮明に表される結果となりました。

ダウ30銘柄の実力!!

ダウの犬投資方法は、決して悪い投資方法ではなく、十分なリターンを期待できる投資方法ではないかと思います。しかし、トータルリターンという観点から見た場合、驚くべき結果となりました。

おまけとして、ダウ30銘柄の1年トータルリターンのトップ10をみてみましょう。

なんと、トップ10の1年トータルリターンは、全てが上記の米国ETFを上回っている!!
ティッカーダウ平均30銘柄1年
トータル
リターン%
株価
USD
最低買
付金額
1GSゴールドマン
・サックス
89.14374.05¥41,146
2AXPアメリカン
・エキスプレス
84.07173.18¥19,050
3NKEナイキ70.41166.36¥18,300
4AAPLアップル61.49148.56¥16,342
5CATキャタピラー58.94209.53¥23,048
6JPMJJPモルガン・チェース
・アンド・カンパニー
57.59150.64¥16,570
7HONハネウェルインターナショナル56.41229.32¥25,225
8DISウォルト
・ディズニー
49.77176.14¥19,375
9DOWダウ48.1760.11¥6,612
10MSFTマイクロソフト45.3289.67¥31,864
表5._2021年ダウ30銘柄の1年トータルリターントップ10
出所:Bloombergデータから 筆者作成

新たな投資方法

ダウ30銘柄の実力は、ダントツ人気の米国インデックスETFをはるかに上回るトータルリターンを出していることから、インデックスETFのパフォーマンスを上回る、表5のトータルリターントップ10銘柄から、5~10銘柄に投資するという方法も検討の価値が十分にある言えるのではないかと考えます。

ポートフォリオのすべてを株式個別銘柄にするのは、リスクが高すぎるので、

コア・サテライト投資方法で、コア:サテライト=70%:30% として、

コア70%:米国のインデックスETF VTI、VOO、SPY などに配分
サテライト30%:ダウ犬投資方法で、5銘柄+トータルリターントップ5銘柄に配

というポートフォリオで投資する投資方法もハイリターンを期待できる投資手法ではないかと思い、実験していこうと思います。

結果は、また、数か月後の記事で公開しようと思います。

では、このへんで終了します。

ジュリア
ジュリア

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

SEE YOU!!

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