【ETFランキング_TOP10】国内ETF・海外ETFのトータルリターン_TOP10!!

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投資道
Photo by Alexander Popov on Unsplash
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2021年 東証に上場している国内ETF・海外ETFランキングまとめ

今年も12月に入り、いよいよ2021年も終盤に近づいてまいりました。

ジュリア
ジュリア

ことしも、いろいろありすぎでしたが、

みんなの投資の成果はどんな感じっすか?

メアリー
メアリー

2020年のコロナショックから、持ち直した感はあるようだけど、

原油高に、物価上昇と、支出が増えることばかりなのに、

収入は実質減ってるから、投下資金の確保が目減りして・・・。

それでも、何とか、損益はプラス10%超えって感じですね。

ケイ
ケイ

流石だね。いつもクールなメアリーは、インデクスファンドへの積立投資が

奏功したってことかな?ケイも同様にプラス10%超えは達成だけど・・・。

インデクス投資は良かったけど、個別株式のダウ犬銘柄*1が、負け犬で終わり

そうなので、来年は、さっそく、ダウ犬戦略は見直しかな。

今年の日経平均株価の推移は、ざっくり、2万6千円~3万円を超え、12月現時点で、2万8千円前後です。オミクロン株に、米中対立に、中台問題とか、来年も不安定要素が満載で、ハイリスクな年になりそうだね。

でも!ひたすら、コツコツ積立投資&スポット購入するだけさ!

ジュリア
ジュリア

なんか、なんやかんや言って、結構うまくやってるってことかな?

みなさんは、どうでしたか?

ということで、2021年の国内市場に上場している国内ETFと海外ETFを、1年トータルリターンでランキング形式で比較することで、その結果を考察し、総括してみましたよ。

そこから、何が分かるのか?

今年の投資戦略が正しかったのか?ポートフォリオのトータルリターンはどうだったのか、等々を総括することで、来年に向けての投資戦略を見直したり、練ったりすることは重要ではないでしょうか。

また、来年こそは投資を始めようと思っている方、既に、投資して資産を倍増している方、FIRE目指している方、等々、様々な投資家の皆さまへ、来年の投資戦略を練るための情報材料として活用して頂ければ幸いです。 

では、さっそく、2021年のランキングを見ていきましょう。

注*1:ダウ犬銘柄とは、ダウ工業株30種平均の構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位10銘柄、又は、その内の数銘柄に1年間投資する投資手法を指します。

詳細を知りたい方は、下記記事をご参照ください。

2021年国内ETF 1年トータルリターンランキング TOP10!

このランキングは、東証に上場している国内ETF、海外ETFにおける、2021年12月10日時点での、1年トータルリターンのトップ10になります。(2020年12月を基準にした場合のトータルリターンを示す。分配金は再投資することを前提。)あくまでも、目安としてください。

※表1は、Bloombergウェブサイト、モーニングスターウェブサイト、及び、株探ウェブサイトのデータを元に作成したものです。


コードETF名称1年
トータル
リターン
信託
報酬
時価
総額
終値*
単元
11699NF_NOMURA
原油インデックス
連動型上場投信
80.00%0.50%386
億円
203.410
21671WTI原油価格
連動型上場投信
74.76%0.85%419
億円
1,6131
31659iシェアーズ
米国リート ETF
49.03%0.20%181
億円
2,7321
42515NF_外国REIT・S&P
先進国REIT
(除く日本・H無)
44.11%0.17%127
億円
1,26710
52568上場インデックス
ファンド米国株式
(NASDAQ100)H無
42.63%0.25%160
億円
3,15710
61545NF_NASDAQ-100
(R)連動型上場投信
42.63%0.20%434
億円
18,5751
72558MAXIS 米国株式
(S&P500)
上場投信
39.77%0.08%240
億円
15,1651
81655iシェアーズ
S&P500
米国株 ETF
39.61%0.08%642
億円
3,8001
91547上場インデックス
ファンド
米国株式(S&P500)
39.44%0.15%381
億円
5,77910
101678NF_インド株式
指数上場投信
36.76%0.95%155
億円
232.5100
表1.国内ETF_1年トータルリターンランキング

注記:*表1の終値の数値は、2021/12/10の終値を示す。

1年トータルリターン トップ10 ETFの考察

2021年12月10日時点での、1年トータルリターンの第1位 1699: NF_NOMURA原油インデックス連動型上場投信 、第2位 1671: WTI原油価格連動型上場投信は、 ともに原油のインデックスに連動するタイプのETFでした。

個別のETFの詳細はこの記事では割愛しますが、銘柄詳細情報を知りたい方は、上表の各ETFのリンク(ウェブサイト:株探ほか)をご参照ください。

2020年3月にコロナショックにより、世界的に経済が停滞、原油の需要が減少し、これら2つのETF1699,1671も暴落しています。が、その後、世界経済が再始動しはじめ、原油の需要が増加した。しかし、産油国の原油減産を維持していることから原油価格が高騰している。

第1位  1699: NF_NOMURA原油インデックス連動型上場投信

図1.「1699: NF_NOMURA原油インデックス連動型上場投信 」は、市場取引価格の推移を表すチャートです。年始の株価は120円まで下落していたものが、12月まで上昇傾向で200円まで上昇しています。

2021/12/10の市場取引価格の終値は、204.3円です。これは、コロナショック以前の400円台に比較して、未だ、半値にとどまっている状況です。

図1.「1699: NF_NOMURA原油インデックス連動型上場投信 」の市場取引価格の推移を表すチャート
図1. 1699市場取引価格の推移  出所:株探ウェブサイト

1699:愛称;原油先物取引ETFは、10株単位で購入可能ですから、最低購入価格が、2,000円前後と少額からの投資が可能です。但し、信託報酬(保有コスト)が、0.5%と少々高めで、騰落率が高く、値動きが激しいため、投資対象としては、ハイリスク(株価の振れ幅が大きい)であることを十分認識する必要があります。最悪の場合、繰り上げ償還の可能性もあり得るとの注意喚起もされています。

2020/04/24 東証
原油関連のETF及びETNに関する留意事項について

当取引所には、原油価格に連動するETF及びETNが5銘柄上場していますが、原油先物価格が急落する等、原資産の値動きがとても大きいことから、これらのETF及びETNの値動きが大きくなるだけでなく、「ETF及びETNの基準価額(償還価額)と指数の値動き」や「ETF及びETNの基準価額(償還価額)と市場価格」間で乖離が生じやすくなっております。

投資家の皆様におかれましては、当取引所や各管理会社の提供する情報をご参照いただき、価格変動の大きい商品であることをご留意の上ご投資いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

引用元 日本取引所グループウェブサイト https://www.jpx.co.jp/news/1070/20200424-01.html

また、コロナ以前と以後のチャートの形も全く別物です。中期的な観点からみると、過去3年、5年トータルリターンは、3年:マイナス16%、マイナス12%であることから、2021年は、特別な年であったことがわかりますね。

第2位 1671: WTI原油価格連動型上場投信

第1位1699と同様な傾向であるため割愛します。購入単元1株で1,600円前後で購入可能で、 原油のインデックスに連動するタイプのETFでした。 こちらも、ハイリスク商品であることを忘れずに。

第3位 1659:iシェアーズ 米国リート ETF

第4位 2515: NF_外国REIT・S&P先進国REIT(除く日本・H無)

第3位、第4位は、ともに、米国リートETFでした。1659は、米国ブラックロック社が運用するETFブランド「iシェアーズ」シリーズのETFであり、米国不動産に投資するETFです。また、米国「FTSE Nareit Equity REITs インデックス(TTM 円建て)」と連動する成果を目指し運用されるETFです。

1659:ETFの取引価格チャート
図2. 1659:市場取引価格の推移  出所:株探ウェブサイト

第3位:1659は、1年トータルリターンが49%、第4位:2515は、1年トータルリターンが44%と、ともに40%以上の高いトータルリターンを記録しています。

1659に注目してみると、コロナ以前は取引価格2,400円台であったが、21年12月は、2,400円を超えて更に上昇し、2,700円台まで上昇しています。5年のスパンで推移を見たところ、2018年9月に3,300円の最高値を付けていました。それを踏まえて今後どうなるかを判断する必要がありそうです。

第5位 2568:上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)H無

図3. 1659:市場取引価格の推移
図3. 2568:市場取引価格の推移  出所:株探ウェブサイト

第6位 1545:NF_NASDAQ-100(R)連動型上場投信

図4. 1545:市場取引価格の推移
図4.1545:市場取引価格の推移  出所:株探ウェブサイト

第5位、第6位は、ともに、NASDAQ100インデックスの円換算値の指数との連動を目指すETFです。これら、2568,1545の1年トータルリターンは、ともに、42.63%と高いリターンを記録しています。市場取引価格も、コロナショック後、かなり上昇しています。経費率は、0.2%、0.25%と最安レベルです。

ちなみに、NASDAQ100指数とは、米国のNASDAQ市場に上場している、金融業を除いた企業の時価総額上位100社の株式で構成されており、時価総額加重平均によって算出される株価指数のことです。

NASDAQ100インデックスは、米国市場上場の人気実績のあるインベスコQQQトラスト・シリーズ1でおなじみですが、それの国内版のようなETFです。 

第7位~第9位:S&P500インデックス連動型ETF 

これら3つのETFは、米国における株価指数であるS&P500®指数を、日本円に換算したS&P500®(TTM、円建て)指数との連動を目指した運用を行うETFです。

経費率は、0.08%とTOP10中最安です。トータルリターンは、いづれも、39%と高い値になっています。初心者投資家の方にも、お勧めできるETFです。

代表して、1655: iシェアーズ S&P500 米国株 ETF で市場取引価格の推移を見てみると、NASDAQ100連動型ETFと、同様に、コロナショック後、かなり上昇しています。

図4.1655:市場取引価格の推移
図4.1655:市場取引価格の推移  出所:株探ウェブサイト

1957年から算出が始まったS&P500インデックスの歴史を振り返って見ると、これまで64年間右肩上がりを維持し、最高値を更新し続けてきました。

また、米国優良企業500社に分散投資されているため、繰り上げ償還の可能性は、限りなく低いです。

資金流出して総資産額が、減少していないか、チェックしていれば、問題ありません。同類のETFが複数あるので、そこは重要です。

この先一時的な下落はもちろんあるでしょうが、これまでの歴史が証明しているように、上昇する可能性の方が高いと考えられます。S&P500インデックスへの投資は来年以降も、ポートフォリオのコアの部分になることは間違いないと思います。投資信託のS&P500インデックス版も検討の価値ありではないでしょうか。

第10位は、割愛します。

まとめ

★NASDAQ100インデックスは強かった。 ➡中長期的には間違いなさそう。  

★上がりすぎと思う方は、NASDAQ100連動型投資信託で、コツコツ積立投資も検討要です。

★S&P500インデックスETFも手堅い➡中長期的には間違いなさそう。

★こちらも、S&P500インデックス連動型投資信託で、コツコツ積立投資も検討要です。

★原油先物連動型ETFは、ハイリスクハイリターンなので、要注意。

ジュリア
ジュリア

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

またのご訪問をお待ちしております。SEE YOU!!

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※なお、投資の最終判断は、自己責任において実施して下さいますようお願い致します。

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